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カメラを購入しようと意気込んでも、カメラの種類が多すぎてどれを選べば良いかわからないという悩みは、カメラ初心者あるあるのひとつ。カメラにはそれぞれ長所と短所があるため、それを知った上で自分に最適なものを選べるようになりましょう。
この記事では、初心者におすすめなカメラの種類について解説します。「カメラの種類がわからない…」とあきらめてしまう前に、ぜひ参考にしてみてください。
[講師]ライター ワタナベサツキ
カメラ初心者あるある|デジタルカメラとは?
デジタルカメラとはデジカメとも呼ばれ、映像をデジタル化して記録するカメラのこと。1990年代に普及しはじめてから、どんどん種類が増えています。デジタルカメラの最大の特徴は、画像をパソコンなどに保存・編集などができることです。データなので、失敗しても簡単に消去できることも特徴のひとつです。デジタルカメラの種類として挙げられる代表的なものは、以下の通りです。
- デジタル一眼レフ
- ミラーレス一眼
- ネオ一眼
- コンパクトデジタルカメラ
- スマートフォン
では、この5種類のデジタルカメラについて、違いや特徴を詳しく見ていきましょう。
デジタル一眼レフ
一眼レフカメラとは、レンズから取り込んだ被写体をカメラ内部の鏡に反射させ、その反射させた映像を「光学式ファインダー」を通して見ながら撮影するという構造のカメラのこと。デジタルカメラ・フィルムカメラともに一眼レフは存在するのですが、ここではデジタル一眼レフについて紹介します。
デジタル一眼レフは、イメージセンサー(撮像素子)のサイズが大きいことが特徴。イメージセンサーが大きいと、高画質な写真が撮れたり、グラデーションやボケ味などプロカメラマンのような描写が撮影できたりします。また、動きのある被写体でもタイムラグが少ないため、プロの現場でも幅広く使用されているカメラです。
2022年現在では、キヤノンとニコンがデジタル一眼レフの主要メーカー。初めてデジタル一眼レフを購入する場合は、キヤノンかニコンから選ぶと間違いないでしょう。デジタル一眼レフは、本格的にカメラをはじめたい方におすすめ。スマホカメラなどよりも高画質で、本格的な撮影が楽しめます。
初心者が使いやすいデジタル一眼レフとして代表的なのが、キヤノンの「EOS Kiss X10」。キヤノンのEOS Kissシリーズは、初心者に特化したシリーズなので、初心者に寄り添ったデジタル一眼レフといえます。
ミラーレス一眼
ミラーレス一眼とは、その名の通り鏡がないカメラのこと。デジタル一眼レフでは、レンズから取り込んだ被写体をカメラ内部の鏡に反射させて写していましたが、ミラーレス一眼は、鏡をなくして被写体を映像に変換することで写し出します。この写し出した映像を、「液晶ディスプレイ」または「ファインダー」に写して撮影できるのが、ミラーレス一眼。したがって、デジタル一眼レフから鏡が除かれた分コンパクトになり、軽量化・小型化されているカメラということになります。ミラーレス一眼は、一眼レフよりもコンパクトで本格的な写真が撮れると、近年人気が高まっています。
数年前までは、「ミラーレス一眼は一眼レフに劣る」といった声もありました。しかし、現在のミラーレス一眼は技術の向上によって、初心者でも簡単に操作できるようになっています。そのため、ミラーレス一眼は初心者におすすめのカメラであるといえるでしょう。一眼レフだと重くて持ち運びが大変だと感じる場合にも、コンパクトで本格的な写真が撮れるミラーレス一眼はおすすめです。
初心者におすすめなのが、「OLYMPUS PEN E-PL10」。おしゃれなデザインと高い機能性で人気のOLYMPUS PENシリーズのひとつです。OLYMPUS PENシリーズは、そのおしゃれなデザインから女性人気が高い商品。カメラをはじめたい女性に、特におすすめしたいカメラです。
コンパクトデジタルカメラ
コンパクトデジタルカメラとは、その名の通りコンパクトサイズのデジタルカメラのこと。コンデジとも呼ばれ、デジタルカメラのなかでも最初に普及した形式なので、デジタルカメラといえばコンデジと思っている人も多いのではないでしょうか。
コンデジの最大の特徴は、レンズが固定されていること。これまで紹介してきたデジタル一眼レフやミラーレス一眼は、レンズを付け替えられるため、レンズによって特徴の異なる写真が撮影できます。これに対してコンデジはレンズが本体と一体になっているので、どんな場面でもレンズを変える必要がありません。ズーム機能も、すべて本体に内蔵されています。また、近年発売されているコンデジは高画質なものも多く、一眼レフやミラーレスに比べると画質が劣るというデメリットも感じにくくなってきています。
コンデジは、ポケットに入るくらいのコンパクトさが魅力。いろいろなところに持ち歩きたい方や、一眼レフやミラーレスのサイズ感が気になるという方にはおすすめです。また、値段も一眼レフやミラーレスに比べてお手頃なので、気軽にカメラをはじめてみたい方にもおすすめのカメラです。
初心者が使いやすいコンデジとしておすすめなのが、パナソニックの「LUMIX DC-TZ95」。光学30倍ズームやタッチパネルモニターが搭載されているため、コンパクトながらも高性能な1台になっています。
ネオ一眼
ネオ一眼とは、ズーム倍率が高い一眼レフのような見た目のコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)のこと。先ほど紹介したコンデジの一種なので、レンズは交換できませんが、1台で広角から望遠までさまざまな撮影が楽しめることが魅力です。
ネオ一眼は、普通のコンデジよりも本格的に撮影を楽しみたい方におすすめ。デジタル一眼レフやミラーレス一眼より価格が安いというのも、魅力的なポイントでしょう。「一眼レフやミラーレスは本格的すぎるけど、普通のコンデジではちょっと不安…」という方には、ネオ一眼がおすすめです。
初心者におすすめのネオ一眼は、キヤノンの「PowerShot SX430 IS」。さらなる高倍率化を実現した「光学45倍ズーム」と「プログレッシブファインズーム90倍」が搭載されているので、性能は間違いありません。
スマートフォン
1番手軽に写真が撮れるデジタルカメラといえば、スマートフォンです。搭載されているカメラは小さいのですが、その基本構造は従来のカメラと変わりません。そのため、近年はスマートフォンでも本格的な撮影が楽しめるようになってきています。また、写真を撮りたいと思った時にサッとバッグから取り出して、すぐに撮影できるコンパクトさも魅力です。
しかし、スマートフォンは写真を撮る専用の機械ではありません。そのため、ここまで紹介してきた撮影のためだけに作られたカメラと比べると、性能は劣ってしまいます。カメラ初心者が構図を確かめたり、メモ代わりに使ったりするのには重宝しますが、本格的にカメラがほしいというときはカメラとして売られているものを購入したほうが良いでしょう。
カメラ初心者あるある|フィルムカメラとは?
フィルムカメラとは、カメラ本体に別売りのフィルムを入れ、画像を記録できる仕組みを持ったカメラのこと。デジタルカメラよりも歴史が長いため、さまざまな種類のものが存在します。フィルムカメラの種類として挙げられる代表的なものは、以下の通りです。
- 一眼レフカメラ
- 二眼レフカメラ
- レンジファインダーカメラ
- トイカメラ
- インスタントカメラ
では、この5種類のフィルムカメラについて、違いや特徴を詳しく見ていきましょう。
一眼レフカメラ
一眼レフカメラとは先ほど紹介したデジタル一眼レフと同じく、カメラの中の鏡を使って写し出すカメラのこと。現在はデジタル一眼レフが主流になっていますが、フィルムを使って本格的な写真を撮りたい場合は、フィルムの一眼レフカメラがおすすめです。日本の有名メーカーの一眼レフカメラは「35mmフィルム」を使用します。フィルム自体も安価で、カメラ本体やレンズも中古品であれば比較的手ごろな価格で手に入ります。そのため、本格的にフィルムカメラをはじめてみたいという方には、一眼レフカメラがおすすめです。
二眼レフカメラ
二眼レフカメラとは、レンズが上下に並んだレトロな見た目のフィルムカメラのこと。1950年代に流行したのですが、現在日本では新規の生産は停止されています。二眼レフカメラも「レフ」という名前が付いているため、カメラの中の鏡を使って写し出す種類のカメラ。また、特徴としては正方形の写真が撮れることが挙げられます。二眼レフカメラは、ひと味違った写真撮影をフィルムカメラで楽しみたいという方におすすめ。ただし、現在購入するなら中古になってしまうことを覚えておきましょう。
レンジファインダーカメラ
レンジファインダーカメラとは、カメラ内に「距離計」を組み込んだカメラのこと。距離測定に連動してレンズの焦点を合わせるといった、非常に精密な機構を使用しています。特徴として挙げられるのは、一眼レフカメラよりもコンパクトなこと。レンズは、交換式のものと固定式のものがあるため、好きなほうを選べるのも魅力です。しかし、ピントを手動で合わせるマニュアルフォーカスのため、撮影には慣れが必要。レンジファインダーカメラは、フィルムカメラ愛好家の間では一眼レフカメラ以上に人気を集めていることも特徴です。
トイカメラ
トイカメラとは、その名の通り玩具のような素材で作られたカメラのこと。トイデジとも呼ばれるデジタルカメラもありますが、トイカメラならではの味のある写真を楽しみたいのであれば、おすすめはフィルムカメラです。特徴は、レンズなどの部品が低性能なこと。低性能であるからこそ、独特の味のある写真が撮れます。トイカメラは、他のカメラに比べてシンプルなつくりのため、操作性もシンプル。価格も数千円から購入できるので、楽しくカメラをはじめてみたい方や、お子さま用としてカメラを購入したい方におすすめです。
インスタントカメラ
インスタントカメラとは、撮影してすぐに紙の写真が現像できるカメラのこと。ポラロイドやチェキが有名で、その場で写真を印刷して楽しめることが魅力です。インスタントカメラは、写真の楽しみを広げられるカメラ。メインカメラとして使うのではなく、あくまでもサブカメラや必要なシーンで使用するカメラとしておすすめです。
カメラ初心者あるある|長所と短所を比べる
デジタルカメラとフィルムカメラで、合わせて10種類のカメラを紹介してきましたが、それぞれに長所と短所があります。カメラ選びで悩んでしまったら、最終的には長所と短所を比べながら、自分に最適なカメラを見つけましょう。
長所 | 短所 | |
デジタル一眼レフ | ・レンズの種類が豊富 ・本格的な写真が撮れる | ・重くて大きい ・デザインのバリエーションが少ない |
ミラーレス一眼 | ・一眼レフよりもコンパクトで軽い ・デザイン性が高い | ・レンズの種類が少ない ・シャッターを押してからタイムラグがある |
コンパクトデジタルカメラ | ・ポケットに入るほどのコンパクトさ ・価格がお手ごろ | ・レンズ交換ができない ・本格的な撮影が難しい |
ネオ一眼 | ・一眼レフやミラーレスよりも軽い ・1台で広角から望遠まで撮影できる | ・一般的なコンデジよりも重くて大きい ・レンズ交換ができない |
スマートフォン | ・軽くてコンパクト ・手軽に撮影できる | ・手ブレしやすい ・本格的な撮影には不向き |
一眼レフカメラ | ・中古であれば手ごろな価格で入手できる ・本格的な写真が撮れる | ・重くて大きい ・デザインのバリエーションが少ない |
二眼レフカメラ | ・レトロな見た目がかわいい ・正方形の写真が撮れる | ・中古しかない ・使いこなすのが難しい |
レンジファインダーカメラ | ・一眼レフや二眼レフよりも軽くてコンパクト ・本格的なフィルムカメラが楽しめる | ・オートフォーカスが使えない ・使いこなすのが難しい |
トイカメラ | ・価格がお手ごろ ・味のある写真が撮れる | ・レンズなどの部品が低性能 ・フィルターがかかったような写真しか取れない |
インスタントカメラ | ・その場で現像できる ・デザイン性が高い | ・フィルムが高価 ・本格的な撮影には不向き |
気になるカメラを見つけてみよう!
今回は、初心者におすすめなカメラの種類について解説しました。カメラの種類ごとに長所と短所を比べることで、自分にあったカメラが見つけやすくなります。ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりのカメラを選べるようになってくださいね。
気になるカメラを見つけて、まずはそのカメラを使いこなせるようになりましょう。
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