カメラあるある第1弾!カメラ初心者が陥りがちな失敗

カメラあるある第1弾!カメラ初心者が陥りがちな失敗カメラ初心者

カメラをはじめてみたものの、「初心者から抜け出せない…」と悩んでいませんか?実は、カメラ初心者はみなさん同じような失敗をしてしまっています。カメラ初心者が陥りがちな失敗は、少し気を付けるだけで解決できるものばかり。解決法を知り、カメラ初心者から抜け出しましょう

この記事では、カメラ初心者が陥りがちな失敗とその解決法を紹介します。カメラの技術を上げたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

[講師]ライター ワタナベサツキ

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カメラ初心者あるある①事前準備を忘れる

カメラ初心者あるある①事前準備を忘れる

事前準備を忘れるとは、以下のようなことを指します。

  • バッテリーの電池が切れている
  • バッテリーを入れ忘れる
  • メモリーカードの容量不足
  • メモリーカードを入れ忘れる

事前準備を忘れてしまうことは、「絶対にないだろう!」と思っていても実はよくある失敗のひとつ。いざ撮ろうとしたときにバッテリーの充電が切れていたり、メモリーカードの容量不足がわかったりすると絶望的な気持ちになってしまうと思います。

ではなぜこのような失敗が起きてしまうのか、原因と解決法を見ていきましょう。

準備を忘れてしまう原因

事前準備ができていないのは、いつでもカメラで写真を撮る準備ができていないということ。「明日カメラを持って出かけよう」というとき以外に、ふとしたタイミングでカメラを持って出かけようとすると、事前準備を忘れてしまうのではないでしょうか。

また、カメラには必要なアイテムが多いというのも原因のひとつです。何度も確認していても、バッテリーやメモリーカードはそのもの自体が小さいので、忘れてしまいがち。「中に入っているだろう!」という慢心から、バッテリーやメモリーカードを忘れてしまうのです。

事前準備忘れを防止しよう

解決法としては、「カメラをいつでも持ち歩ける状態にしておけるように意識する」ことが挙げられます。これを意識するだけで、バッテリーの充電は基本的に満タンにしておくことができ、メモリーカードもいつでも使える状態をキープしておけるでしょう。

また、バッテリーやメモリーカードを忘れないためには、カメラを持ち歩くときの「持ち物チェックリスト」をつくるのがおすすめ。チェックリストを常にカメラバッグに入れておき、出かける前にチェックすることで忘れ物を防げます。

カメラ初心者あるある②手ブレしてしまう

カメラ初心者あるある②手ブレしてしまう

「ベストショットが撮れた!」と思っても、後で確認してみたら手ブレしていたという経験はありませんか?特に初心者は手ブレの原因を知らない方が多く、手ブレに気を付けて撮っているのに気付いたら手ブレしてしまうという失敗に陥ってしまいます。

ではなぜ手ブレが起きてしまうのか、原因と解決法を見ていきましょう。

手ブレが起きる原因

手ブレの原因には、大きく分けて以下の2つがあります。

  • カメラの構え方が悪い
  • シャッタースピードが遅い

まずは、「カメラの構え方が悪い」ことについて解説します。手ブレの原因で1番多いのが、シャッターを押したときの衝撃。カメラの構え方が悪いと、シャッターを押した衝撃で手ブレしてしまいます。これは一眼レフやミラーレス、スマホカメラにも共通して言えることです。この後解決法を紹介しますが、正しい構え方をすれば手ブレは軽減できます。手ブレに悩む方は、まず構え方を見直してみましょう。

構え方が正しい場合は、シャッタースピードが遅すぎることが原因かもしれません。シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のこと。シャッターが開いている間に、カメラまたは被写体が動いてしまうと「ブレ」として写るため、シャッタースピードが遅すぎると手ブレに繋がるのです。

構え方とシャッタースピードで解決

カメラは基本的に、右手でグリップを握り左手でボディの底面とレンズを下から支えるようにして構えます。このとき、脇を締めるように意識するとカメラが安定するでしょう。スマホカメラの場合も同じく、両手でしっかりと持ち、脇を締めることを意識するように構えます。

カメラの正しい持ち方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

カメラの構え方を直しても手ブレしてしまうときは、シャッタースピードを確認しましょう。シャッタースピードは、「1/(焦点距離)秒」が目安といわれています。例えば、焦点距離が50mmだった場合は、1/50秒が目安。これを基準にしてシャッタースピードを少しずつ上げていき、手ブレを防ぎましょう。

スマホの手ブレ対策については、こちらの記事を参考にしてみてください。

カメラ初心者あるある③ピントが合っていない

カメラ初心者あるある③ピントが合っていない

「手ブレは防げているはずなのに、写真がぼけている…」という場合は、被写体にうまくピントが合っていない可能性があります。現在発売されているカメラのほとんどには、オートフォーカス機能が付いているため、自動でピントが合うようになっています。しかし、オートフォーカスも完璧ではありません。

ではなぜピントが合わないのか、原因と解決法を見ていきましょう。

ピントが合わない原因

ピントが合わない原因として挙げられるのは、撮影後の確認不足です。オートフォーカスが搭載されているカメラの場合、「ピントは合っているだろう」と思い込んでしまうことがNG。確認せずに次々と写真を撮ると、ピントが合っていない写真ばかりになってしまうことがあります。いろいろな写真を撮ろうとするあまり確認を怠ってしまうことが、手ブレの1番の原因なのです

また、カメラのオートフォーカスを信用しすぎてしまうのもNG。オートフォーカスも完ぺきではないので、被写体を間違えて認識してしまうことがあります。

写真を撮ったらすぐに確認

ピントが合わないという失敗の多くは、確認不足。写真を撮ったら、まずその場ですぐ確認することが大切です。特に、ごちゃごちゃしているような場所や暗い場所はピントが合いにくいので気を付けましょう。

また、オートフォーカス機能が付いていても、ごちゃごちゃしている場所と暗い場所はピントが合いにくいもの。オートフォーカス機能が付いているカメラをお持ちの方も、撮影してすぐに確認するようにしましょう。

カメラ初心者あるある④写真が暗すぎるor明るすぎる

カメラ初心者あるある④写真が暗すぎるor明るすぎる

写真が暗すぎるor明るすぎるというのも、カメラ初心者が陥りやすい失敗のひとつ。ではなぜ暗すぎたり明るすぎたりしてしまうのか、原因と解決法を見ていきましょう。

写真が暗すぎるor明るすぎる原因

カメラは明暗差に弱いため、撮影場所によって設定を変えなければいけません。例えば、明るいところが適正な設定で撮ると、暗い場所は暗くなりすぎてしまいます。設定が適切でない場合、撮影した写真が暗すぎたり明るすぎたりしてしまうのです

また、カメラは明暗差のある被写体が苦手。明暗差のある被写体を撮影するときに、「測光」と呼ばれる光の基準の測り方を正しく設定しなければ、暗すぎたり明るすぎたりしてしまいます。良い明るさの写真を撮るためには、測光の設定も変えたほうが良いかもしれません。

露出値と測光を見直そう

解決法としては、露出値を適切に設定することが挙げられます。露出とは、写真を撮るときに取り込まれる光の量のこと。基本的には、自動露出の設定にしておくとその場所に合わせた明るさに調節してくれます。それでも暗すぎる場合や明るすぎる場合には、露出値を少しずつ調節してみましょう。

また、測光で悩む場合は「多分割測光モード」(メーカーによって名称が異なる)に設定するのがおすすめ。多分割測光モードは、逆光などの状態でも適切な露出が得られやすく、効率よく撮影できます。写真が暗すぎたり明るすぎたりする場合は、測光の設定がどうなっているのかも確認してみましょう。

カメラ初心者あるある⑤水平・垂直が取れていない

カメラ初心者あるある⑤水平・垂直が取れていない

斜めで撮ったほうがおしゃれに写る場合もありますが、写真の基本は水平と垂直。水平・垂直が取れていない写真は、不安定で雑な印象の写真に仕上がってしまいます。ではなぜ水平・垂直が取れないのか、原因と解決法を見ていきましょう。

水平・垂直が取れない原因

水平・垂直が取れていないというのは、特に風景写真を撮るときによくある失敗。自分では水平・垂直を保てていると思っても、シャッターを押した衝撃でずれてしまうこともあります。水平・垂直が取れていない写真は、不安定で雑な印象の写真に仕上がってしまうため、この後紹介するアイテムを使って、水平・垂直を意識できるようになりましょう。

水平・垂直を取る方法は4つ

解決法としては、以下の4つが挙げられます。

  • グリッド線を出す
  • 水準器を使う
  • 三脚を使う
  • 撮影後に修正する

グリッド線とは以下の記事でも詳しく紹介していますが、カメラを使用するときにスマホの画面を分割するガイド線のことです。グリッド線を出すと、垂直・水平が一目瞭然。構図を決めるときにも役立つので、グリッド線は出しておくようにしましょう。

iPhoneでグリッド線を出したい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

水準器や三脚を使うのもおすすめです。それでも水平や垂直にならなかった場合は、撮影後に修正することもできます。レタッチソフトやアプリなどを使って、水平・垂直になるように修正しましょう。

カメラ初心者あるある⑥ゴミが写りこんでいる

カメラ初心者あるある⑥ゴミが写りこんでいる

最近は、SNSなどに解像度の高い写真を上げている方も多くいらっしゃると思います。解像度が高い写真ほど気を付けたいのが、ゴミの映り込み。写真にゴミが写りこんでしまうと、写真の良さも半減してしまいます。ではなぜゴミが写りこんでしまうのか、原因と解決法を見ていきましょう。

ゴミが写りこんでしまう原因

イメージセンサーやレンズにほこりなどのゴミが付着してしまうことで、写真にゴミが写りこんでしまいます。写真にゴミが写りこんでしまうと、そのゴミがとても目立ってしまうのです。特にカメラ初心者の中には、イメージセンサーをクリーニングすることを知らずに、長い間掃除をしていない方もいらっしゃいます。カメラのクリーニングがしっかりできていないと、写真にゴミが写りこんでしまうのです。

ゴミを取り除いてきれいな写真に

真白な壁や紙、または快晴の空などを撮影して同じ場所にゴミが写るようであれば、レンズやイメージセンサーが汚れている証拠。まずは、レンズとイメージセンサーをクリーニングしましょう。カメラをクリーニングするために、クリーニングキットを1セット持っておくと便利です。スマホカメラの場合も、定期的にレンズを掃除しましょう。

また、ゴミが写りこんでしまった写真をきれいにしたい場合は、レタッチソフトを使ってゴミを消すのがおすすめ。「Lightroom」や「Photoshop」を使って、写真に写りこんでしまったゴミを消しましょう。

こちらの記事で、初心者向けのレタッチの方法を解説しています。参考にしてみてください。

カメラ初心者あるある⑦主題がわかりにくい

カメラ初心者あるある⑦主題がわかりにくい

「なぜこの写真を撮ったのかわかりにくい…」「結局何を伝えたかったのだろう…?」という写真ばかりになってしまうのは、主題が設定できていないから。ではなぜ主題がわかりにくい写真になってしまうのか、原因と解決法を見ていきましょう。

主題がわかりにくくなってしまう原因

写真に写したいものが複数ある場合に一気に撮影してしまうと、主題がわかりにくくなってしまいます。写真を撮影したその時は満足できても、後で見返してみると「いったい何を伝えたかったのだろう…?」と感じた経験はありませんか?これは、主題がわかりにくい写真だから。写したいものが複数あっても、主題は何かを決めておく必要があります。

撮影前に主題と副題を設定しよう

解決法として、写真を撮影する前に「主題」と「副題」を決めておくことが挙げられます。例えば空と山を撮影したいとき、主題を山、副題を空にすると、自然に山の面積が広くなるでしょう。また、主題以外をわざとぼかすのもおすすめ。ピントを主題となる被写体にあて、その他をぼかすことで、主題がはっきりします。主題1個に対して、副題は1、2個くらいがおすすめ。それ以上は高等テクニックになってしまいます。見る人にどこを見てほしいのか、どんな写真にしたいのかを考えながら撮影しましょう

あるあるな失敗に気を付けて、カメラ初心者を抜け出そう!

あるあるな失敗に気を付けて、カメラ初心者を抜け出そう!

今回は、カメラ初心者が陥りがちな失敗とその解決法を紹介しました。今回紹介した解決法を実践することで、カメラ初心者の失敗が一気に減らせます。

あるあるな失敗に気を付けて、カメラ初心者を抜け出しましょう。

この記事を書いた人
ライター ワタナベサツキ
  1. ライター ワタナベサツキ

20代主婦ライター。カメラを趣味にしており、現在も勉強中。主婦目線で、カメラや写真の魅力をお伝えします。