0歳の赤ちゃん写真を楽しく撮影する方法【生まれたて~生後3か月編】

0歳の赤ちゃん写真を楽しく撮影する方法【生まれたて~生後3か月編】写真の撮り方

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0歳の赤ちゃんの成長はとても早く、一日一日出来ることが増えていきます。そんな赤ちゃんの成長を、「余すことなく写真に残したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「0歳の赤ちゃん写真を楽しく撮影する方法」をご紹介します。赤ちゃんのため、そして家族のために大切なポイントは「楽しく」撮影することです。かわいい赤ちゃんとともに、楽しいカメラライフを過ごすコツをお伝えします!

[講師]フォトグラファー aimi

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撮影を楽しもう!0歳の赤ちゃん写真の撮り方

撮影を楽しもう!0歳の赤ちゃん写真の撮り方

かわいい0歳の赤ちゃんとともに過ごす日々は、他の何にも代えがたい大切な時間ですよね。はじめての沐浴、はじめて声を出して笑った日、はじめて寝返りができるようになった日など、毎日が記念日です。

でも、そんなかわいい赤ちゃんの姿とは裏腹に、子育てには大変な時間もたくさんあります。時間に追われ、「あれ、そういえば全然写真が撮れていない」と後悔することも。でも、安心してください。「この姿は撮っておこう!」というポイントさえおさえれば、じゅうぶん撮影はできます。楽しく気楽に撮影を行いましょう!

0歳の赤ちゃんならではの写真とは?

生まれたばかりの0歳の赤ちゃんは、一日の多くを寝て過ごします。写真も「寝ている姿」がメインです。いつも同じような写真になってしまう、と悩むことが多い時期ですが、実はゆっくり寝ていてくれるからこそ撮れる写真も多くあります。

例えば、赤ちゃんの周りに小道具を置いて撮影する「アート写真」や、赤ちゃんの手や足を撮影する「パーツフォト」です。赤ちゃんが寝て、ママもひと息ついたら、そのあとは絶好の撮影タイム。いろいろな角度から撮ってみましょう。

パーツフォトについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

0歳の赤ちゃん写真におすすめの撮影方法

0歳の赤ちゃんを撮る場合、自宅で撮影することがほとんどです。そこでおすすめしたいのは、自然光の入る部屋で撮影すること。南側に窓のある部屋で撮影すると、光の調整がしやすいです。

また、自然光と言っても直接当たる光ではなく、カーテン越し(できれば白色のカーテン)の光がベストです。赤ちゃんの横側から自然光が入るようにすると、自然な影がつき、立体感のある写真が撮れます。

自然光の撮影については、こちらの記事を参考にしてみてください。

生まれたて~生後1か月の赤ちゃんの写真撮影

生まれたて~生後1か月の赤ちゃんの写真撮影

ここからは、月齢に合わせた0歳の赤ちゃんの写真撮影方法をご紹介します。まずは、生まれたてから生後1か月の赤ちゃんの撮影方法です。

月齢ごとに赤ちゃん自身のできること、また撮れる写真が変わるので、少し意識して撮影してみてくださいね。

ニューボーンフォトって何?

生まれたばかりの新生児の赤ちゃんの写真を、「ニューボーンフォト」と呼びます。新生児の赤ちゃんは寝ていることがほとんどなので、寝顔や小さな手足、顔のパーツなどの撮影がメインです。

一日の生活のペースがなかなか定まらず、ママにとっても子育てが大変なのがこの時期です。でも、カメラを持ちファインダー越しに赤ちゃんを見ると、少し気持ちが落ち着くはず。落ち着いて赤ちゃんの姿を見ることで、今が「大切な一瞬」であることを再確認できるからです。少し気持ちに余裕ができたときには、ぜひカメラを手にしてみてくださいね。

撮影におすすめの場所・小道具

撮影は、いつも赤ちゃんが寝ているベッドで行いましょう。自然光が赤ちゃんの横から入ればベストですが、赤ちゃんの負担にならないことが一番です。白や淡い色合いのおくるみやシーツの上に赤ちゃんを寝かせると、やわらかいイメージの写真が撮れます。

また、帽子やヘアバンドなどの小道具を使うのもおすすめです。生まれたばかりの赤ちゃんはとてもデリケートなので、肌に優しい素材のものをおすすめします。

おすすめのカメラ設定

生まれたばかりの赤ちゃんは、できる限り絞りをあけて(F値を下げて)撮影しましょう。動きが少ないので、ピンボケの心配もありません。ピントを合わせたい場所にしっかりフォーカスを合わせ、大きなボケをつくって撮ることで優しい雰囲気の写真が撮れます。

また、明るいレンズを持っていない場合は、できるだけ焦点距離を望遠(数字の大きいほう)にして、被写体から少し距離をとって撮影します。望遠撮影のときは、手ぶれに注意しましょう。

生後2か月の赤ちゃんの写真撮影

生後2か月の赤ちゃんの写真撮影

続いて、生後2か月ごろの赤ちゃんの写真撮影方法をご紹介します。生まれたばかりのころと比べ、動きが出てくる時期です。さまざまな表情やポーズを撮影しましょう。

生後2か月の赤ちゃんの表情とは

生後2か月ごろの赤ちゃんは、表情のバリエーションが増え、手足の動きが増えてきます。起きている時間も徐々に増えていくので、寝顔だけでなくさまざまな表情を撮影しましょう。また、丸いものや音の出るものをじっと見るようになるため、撮影にもうまく利用することでカメラ目線の写真が撮れますよ。

撮影におすすめの場所・小道具

赤ちゃんの生活ペースがつかめてきて、ママも少し気持ちに余裕の出てくるのが生後2か月ごろです。時間があるときには、光の当て方にこだわって撮影をしてみましょう

ひとつめのおすすめは、斜め前からの斜光です。赤ちゃんの顔に対して斜めに光が入るよう、寝かせる向きを調整しましょう。適度に影がつき、生き生きとした表情が撮れます。もうひとつのおすすめは、斜め後ろからの半逆光です。あまり光が強いと影が濃くなりすぎるので、カーテンなどでやわらかい光に調整しましょう。

また、この頃の赤ちゃんは手の力もつきおもちゃなどが握れるようになります。小さなぬいぐるみなどを用意して握ってもらうと、かわいい写真が撮れますよ。

おすすめのカメラ設定

生後2か月ごろの赤ちゃんは、手足をバタバタと動かすようになります。絞りをあけすぎるとピンボケしやすくなるので、手足にもピントを合わせて撮りたい場合には少し絞りましょう。そのさいにはシャッタースピードが遅くなりすぎないように注意します。シャッタースピードが1/60以下になってしまう場合はISO感度を上げて調整しましょう。

絞り・シャッタースピード・ISO感度の関係はこちらの記事を参考にしてください。

また、表情をメインに撮る場合には、絞りをあけてボケを作るのがおすすめです。「何を撮りたいのか」を意識して絞りの調整をすると、メリハリのついた良い写真になりますよ。

生後3か月の赤ちゃんの写真撮影

生後3か月の赤ちゃんの写真撮影

最後に、生後3か月ごろの赤ちゃんの撮影方法をご紹介します。全体にふっくらしだすこのころは、表情もさらに豊かになり、さまざまな写真が撮れます。いつでも撮れるよう、事前にカメラのセッティングをしておきましょう!

生後3か月の赤ちゃんの表情とは

生後3か月ごろの赤ちゃんは、人の笑顔を見て同じように笑うようになります。撮影のさいに、まずはファインダーから目を離して、赤ちゃんに笑顔で声をかけましょう。しっかりとアイコンタクトがとれたら、そのまま声をかけながらゆっくりファインダーに目線を戻し、撮影をします。いつも通りの自然な表情が撮れますよ。

撮影におすすめのポーズ

生後3か月ごろの赤ちゃんは、早い子であれば首がすわり始めます。うつぶせの状態で一生懸命顔をあげようとする姿はとてもかわいいですよね。無理なくできるようになったら、この時期ならではのポーズをぜひ撮ってみてくださいね。

おすすめのカメラ設定

カメラの設定は、「何を撮りたいか」によって変えるようにしましょう。赤ちゃんの表情や手足などを、記録写真として撮りたい場合には、少し絞りを絞って全体にピントを合わせます。そのさい、シャッタースピードが遅くならないようにISO感度を調整しましょう。

また、赤ちゃんのやわらかい肌やミルクの匂い、ゆっくり流れる時間など「赤ちゃんのいる空間」をイメージ写真として撮りたい場合には、絞りをあけて撮影しましょう。そのさいは、赤ちゃんの目や手足など、強調したい部分にしっかりピントが合うようにします。

少しシャッタースピードを落とし、三脚を利用して赤ちゃんの手足の動きわかるように撮影するのもおすすめです。少し難易度が高い撮影方法ですが、ぜひ試してみてくださいね。

どんどん変化する0歳の赤ちゃんを楽しく写真に残そう!

どんどん変化する0歳の赤ちゃんを楽しく写真に残そう!

0歳の赤ちゃんの写真撮影は、思う以上に難しいものです。特に生まれたばかりのころは、「写真を撮影する」ということに気がまわらないくらい、赤ちゃんのお世話に時間がかかることもあるでしょう。

そこでおすすめしたいのは、「無理なく、楽しく撮影する」ということです。一日の中で、「しっかり休息がとれた」と感じたあとに撮影を始めましょう。

カメラマンがゆったりした気持ちでいると、赤ちゃんも安心していい表情をカメラに向けてくれます。いつか大きくなった子どもとともに写真を見返す日を楽しみに、すてきなカメラライフを過ごしてくださいね。

この記事を書いた人
フォトグラファー aimi
  1. フォトグラファー aimi

「何気なく見過ごしてしまうような一瞬を、一生の思い出に変えてくれるもの」それが写真です。あなたのカメラライフがさらに充実するよう、お手伝いができたら幸いです。
活動歴:フォトスタジオにてカメラマンとして4年間の活動後、フリーカメラマンへ。現在は「デザイン×フォト」をテーマとした作品づくりやニューボーンフォトカメラマンとして活動中。