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子どもの習い事で人気のある「少年サッカー」。我が子がサッカークラブに所属している、というママの多くは我が子の一生懸命な姿、カッコ良い姿を写真に残したい!と考えている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、少年サッカーの写真を上手に撮るコツやポイントを解説します。
少年サッカーの写真を撮るときに準備しておきたいことや、おすすめのカメラの設定値についてだけでなく、サッカーをしている姿をかっこよく撮影するおすすめの構図についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
[講師]フリーカメラマン honami
少年サッカーの写真を撮るときに準備しておきたいもの
少年サッカーの写真をうまく撮るには、使う機材にもこだわりましょう!まずは、少年サッカーの写真を撮るときに準備しておくとよいアイテムをご紹介します。
望遠レンズ
少年サッカーの撮影では、望遠レンズを使いましょう。
なぜなら、少年サッカーでは保護者が撮影できる撮影可能なエリアと被写体であるこどもたちが離れていることが多いからです。もし望遠レンズではなく、焦点距離の短いレンズや標準レンズを使った場合、被写体に寄りきれず、遠目で見たような写真しか撮れません。
これから望遠レンズの購入を検討する、という人は以下の条件にあったレンズを選ぶとよいですよ。
- 望遠側が300以上のレンズ(フルサイズでは400以上あると安心)
- 手ブレ防止機能があるレンズ
- 三脚座が付いているレンズ
三脚or一脚
少年サッカーの写真撮影では三脚、もしくは一脚を使い、カメラを固定して撮影しましょう。
先ほどご紹介した望遠レンズは重さがあり、レンズの特性上望遠側で撮影しようとすればするほどブレやすくなってしまいます。長い時間望遠レンズをつけたカメラを構えていると体に負担がかかることも。
撮影者の負担軽減と手ブレなどのミスショットを防ぐために、三脚や一脚を使用して撮影した方が安心です。
書き込み速度の速いSDカード
サッカーのような動き続ける被写体の撮影では、連写撮影が基本です。
スムーズに連写撮影を続けるために、撮影データの書き込み速度が早いSDカードを準備しましょう。
少年サッカーの撮影でおすすめなのが「最大260MB/秒」。
数字が大きいほど速度が速く、書き込み速度が速いほどスムーズに連写できるのです。
ちなみに、書き込み速度の遅いSDカードで連写を続けると、写真の保存に時間がかかり、その間シャッターが切れなくなることも。
シャッターチャンスを逃さないためにも、書き込み速度の速いSDカードがあると安心です。
写真撮影時のカメラの基本の設定
ここからは、カメラの基本の設定について解説にします。適切な設定値を覚えておけば、スムーズに撮影ができるので、ぜひ基本の数値を覚えてみてくださいね。
1.ISO感度
まずはISO感度の目安について解説します。
ISO感度は撮影時の明るさやシーンに合わせて適切な数値に調整しましょう。
- 晴天時・・・ISO100
- 曇りの時・・・ISO200〜400
- 夕方・・・ISO100〜800
- 室内・・・ISO800〜3200
室内での撮影は、外の明るさや窓の位置など、室内にどれだけの光が入り込むかによって適切なISO感度が変わります。最初は低めに設定し、このあと解説するシャッタースピードとの兼ね合いを見ながらISO感度を調節してくださいね。
ただし、ISO感度を上げすぎると画質が悪くなってしまうので注意しましょう。
2.撮影モードの設定
少年サッカーでは「シャッタースピード優先モード」での撮影がおすすめです。
シャッタースピード優先モードとは、シャッタースピードの速度を自分で決め、絞り値は自分で決めたシャッタースピードの速度に合わせてカメラ側が自動で決めてくれる撮影モードのこと。
少年サッカーではほとんど動き続けている被写体を追いかけるので、シャッターを切る速度が速くないとブレてしまいます。
自分で早いシャッタースピードに調節しておくことで、ブレのない写真が撮れますよ。
3.シャッタースピード
少年サッカーの撮影時にはシャッタースピードをSS1/2000以上がおすすめです。
晴れの日の屋外のような明るい場所ならもう少し数値を上げてもよいでしょう。
ちなみにカメラの特性上、シャッタースピードを速くすると写真が暗くなってしまいます。
そんなときには、露出補正機能を使ったり、ISO感度の数値を上げて明るさを調節しましょう。
ISO感度を極端に上げてしまうと画質が悪くなってしまいますが、ISO3200程度ならそこまで気にならないので、少年サッカーの撮影時にはシャッタースピードの速さを優先してほかの数値を調節するのがベターです。
4.ピントの調節
ピントをバシッと合わせたいので、カメラが自動でピントを合わせてくれる「AF(オートフォーカス)」に設定しておきましょう。
5.連写モード
シャッターを切る前に、連写モードに設定しておきましょう。
お手持ちのカメラに「高速連写モード」など、連写モードにもいくつか種類があるときには、1秒間に最も多くのシャッターが切れる連写モードがおすすめです。
実際にシャッターを切るときには、ピントが合っているか確認してからシャッターを切ってくださいね。
少年サッカーの写真がうまく見える!おすすめの構図
最後に少年サッカーの写真がうまく見える、おすすめの構図をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
選手とボールを入れる
少年サッカーの写真を撮影するときには、基本的に選手とボールが同じ画角内に入るように意識して撮影しましょう。
最初のうちは難しい構図は考えず、選手とボールを一緒に撮影することを意識し、慣れてきたら選手が画角の真ん中に来る「日の丸構図」に挑戦してみてください!
このときに、できる限り体の一部が画角からはみ出ないように注意しましょう。
画角から手や足が見切れてしまうと、写真に不安定な印象を与えてしまうからです。
同じ日の丸構図でも、縦構図、横構図、とそれぞれで撮影するとバリエーションが増えますよ。
目線の先に余白をつくってみる
日の丸構図に慣れてきたら、三分割法構図や二分割法構図に挑戦してみましょう!
このときに、選手の目線の先に余白を作るようなイメージで被写体を配置すると迫力のある写真が撮れますよ。
ほんの少し引きで撮ってみる
試合全体の空気感やプレーの状況が伝わる少し引き気味で撮影した写真もおすすめです。
撮影したデータで作るアルバムの中の一枚に引きで撮った写真があるとアクセントにもなりますよ。
ただし、あまりにも引きすぎると状況がわかりにくく、風景写真のように見えてしまうので、注意しましょう。
メインとなる選手を撮るときに、あえて周りの選手も一緒に画角内に収めて撮影すると雰囲気が伝わりやすい写真が撮れますよ。
上級者は「スローシャッター」に挑戦!
よりバリエーション豊富に写真を撮りたいときには「スローシャッター」に挑戦してみましょう!
スローシャッターとは、あえてシャッタースピードを落として撮影することで写真に動きを見せるテクニックのこと。写真の中に「ブレ」を作ることで、躍動感のある写真が撮れるんですよ。
スローシャッターで撮るポイントは、選手の動きに合わせることと、連写モードでたくさん撮影し、成功率を上げること。 シャッタースピードはSS1/100秒以下に設定しましょう。
- ドリブルしているとき…選手の動きに合わせてカメラを横に振る
- ゴールキックしているとき…選手のボールを蹴るタイミングに合わせてシャッターを切る
「トリミング」を使いこなそう
撮影時にバランスのよい構図で撮影することが難しい場合は、トリミングを活用してみましょう。スマートフォンの純正アプリなどでもトリミングは可能なので、やり方を覚えておくと便利ですよ。
がんばっている子どもの姿をかっこよく撮影しよう
少年サッカーの撮影は、被写体が動き続けているので、ベストショットを狙うのは少し難しいですよね。しかし、機材やカメラの設定などの事前準備をしたり、構図に合わせて撮影することで子どものかっこいい姿を写真に残せるようになりますよ。
初めはうまく撮影できない方も、何度も撮影することで、コツも掴めるのでうまく撮影できるようになるでしょう。
ぜひこの記事を参考にして、がんばっている子どもの姿をかっこよく撮影してあげてくださいね。