【スマホ撮影テクニックVol.2】スマホ写真の失敗を無くすには?構え方と構図の一工夫でもっと素敵に!

【スマホ撮影テクニックVol.2】スマホ写真の失敗を無くすには?構え方と構図の一工夫でもっと素敵に!写真の撮り方

多彩な機能が加わり、一眼レフカメラ顔負けなスマホカメラ。どんどんいろんな写真が撮影できるようになってきました。

そんなスマホカメラの構え方や構図の取り方、便利な機能があることをご存知ですか?

今回はスマホの撮影テクニック第2弾として、基本の持ち方からちょっとした裏ワザまで、スマホカメラの撮影で役立つ情報をお届けします!

[講師]Tolanca(トランカ)編集部

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ブレたら本末転倒。ブレを防ぐスマホカメラの基本の構え方

スマホは一眼レフカメラに比べると小さく薄いため、カメラを構える時に不安定になりがちです。また、シャッターを切る際に画面をタップするのでブレやすいんです。

まずは、基本のスマホカメラの構え方をご紹介します。よく街中でスマホで写真を撮っている人を見ると、腕をピンと伸ばして撮影している人を見かけます。実はこの構え方、腕が伸びている分不安定になり、ブレやすくなってしまいます。

腕をピンと伸ばして撮影

そんなときは、下の写真のように肘を曲げて体に沿わせるようにするだけでカメラがしっかりと安定します。

肘を曲げて撮影

持ち方も、両手でしっかり持つように心がけましょう。 このような持ち方では、左手が親指と人差し指の腹しか接していないので、指が疲れやすくブレてしまいます。

スマホ撮影悪い持ち方

ブレを防ぐなら、右手でしっかりと持った上で、左手の親指と人差し指がL時になるようにし、ほかの指は丸め、中指の側面を添えます。親指と人差し指以外を曲げることで、指の映り込みも防げます。

スマホ撮影良い持ち方

縦位置で構えるときは、右手でしっかりと持ち、左手で支えながら、左手の親指で画面をタッチしてシャッターを切ると安定して撮影できます。

スマホ縦撮影良い持ち方

構図を決める際に重要なグリッド線を表示させよう!

グリッド線とは、縦横2本ずつ画面を9分割して見せてくれるガイド線のこと。バランスよく構図を決める際の重要な目安になります。

風景写真を例に撮影してみましょう。地平線を水平に取るときれいな写真になるのですが、意外とずれてしまいやすいもの。そんなときに役立つのがグリッド線です。グリッド線を目安にすると楽に水平が取れます。

グリッド線を使った撮影

グリッド線の表示方法は、設定アプリ内のカメラ設定から、グリッドをONにするだけ。このグリッド線は、風景だけでなくいろんな写真で活用できますので、常に表示させておくとよいでしょう。

グリッドをON
グリッドをON

料理写真もグリッド線を活用しよう!

料理写真

便利なグリッド線は料理を撮る際にも大活躍!パンケーキなど高さのある料理は斜俯瞰(斜め上)から撮影すると、よりおいしそうに撮影できます。

その際、単純に真ん中に料理を入れるのではなく、グリッド線を活用して、画面の2/3に料理を配置します。そうするだけで、周辺の雰囲気を感じることができる素敵な写真に。

料理写真にグリッド線

また、真俯瞰(真上から)で撮るときもグリッド線が活躍します。 グリッド線の真ん中にある十字マーク。こちらはカメラと地面を水平に撮影する際に役立ちます。水平でないとき、白と黄色の2つの十字マークが表示されています。この2つが重なり合い黄色の十字マークだけになったとき、スマホと地面が水平になっています。水平はなかなか目視では調整できませんので、こちらを活用するようにしましょう。

真上から水平撮影

グリッド線はこんな活用方法も!

料理写真で意外に気づけないのが、お皿の水平。丸いお皿の縁が映り込んだとき、斜めになっていると、違和感の元に。そんなときもグリッド線で水平を取るとバランスの良い写真になります。

傾いたグリッド線

反時計回りに斜めに傾いています

平行のグリッド線

お皿の縁の端を結んだ線でグリッド線と平行を取るとバランスの良い写真に。

逆さに構えて低い位置から撮影しよう!

スマホカメラのレンズは、基本、上部についています。そのため、縦位置で撮影した際、構えるとどうしても、地面ギリギリからの撮影はできなくなってしまいます。そんなときは、スマホを180度回転させ、逆さまにすることで、地面ギリギリの撮影が可能に。

例えば、ペット写真。座り込んだペットの顔は地面ギリギリです。スマホを正位置で撮影すると折角のクリクリお目めも細く見えてしまいます。そんなときはスマホをくるっと逆さまにすれば、低い位置から狙え、可愛らしい表情がキャッチできるようになります。

正位置撮影
〈正位置〉
逆さ撮影
〈逆さ〉
スマホ撮影

いかがでしたか?

今回ご紹介した内容は、いろいろなシーンの撮影にも応用が可能です。「構え方」や「構図」ひとつ工夫することで、写真の幅がぐっと広がります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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Tolanca(トランカ)編集部
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