初心者必見!カメラレンズフィルターの種類や効果を解説します

初心者必見!カメラレンズフィルターの種類や効果を解説しますカメラ初心者

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一眼レフなどのカメラのレンズに取り付ける、レンズフィルター。種類によってさまざまな効果があるため、カメラ初心者はどれを選べば良いのか悩んでしまうと思います。

この記事では、初心者におすすめなレンズフィルターの種類と効果を紹介します。レンズフィルターの種類や効果を知り、自分に最適なレンズフィルターが選べるようになりましょう。

[講師]ライター ワタナベサツキ

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レンズフィルターってどんなもの?

レンズフィルターってどんなもの?

レンズフィルターの種類を紹介する前に、レンズフィルターとはどんなものなのかを詳しく見ていきましょう。

レンズフィルターとは

レンズフィルターとは、一眼レフカメラやミラーレスカメラなどのレンズ部分に取り付けるフィルターのこと。レンズフィルターは、レンズに傷が付いてしまうのを防いだり、水滴やホコリがレンズに付着しないように守ったりする目的でレンズに取り付けます。保護するだけではなく写真の雰囲気や色調を変えられるものもあるので、シチュエーションによって使い分けることが可能です。

レンズフィルターは、撮影意図や用途に合わせて、さまざまな種類から好きなものを取り付けられます。レンズフィルターは、カメラライフをもっと楽しくするにあたって、大切なアイテムのひとつ。カメラ初心者もこの記事を参考に、好みのレンズフィルターを購入してみましょう。

レンズフィルターの取り付け方

取り付け方はとても簡単です。レンズフィルターのほとんどがネジ式になっているので、フィルターの向きを確認して、レンズと平行にゆっくり回しながら付けるだけ。レンズとフィルターの間にほこりが入るのを防ぐために、フィルターを付ける前にブロアーなどでほこりを飛ばしておくと良いでしょう。指紋の付着を防ぐために手袋を付けるのもおすすめです。

レンズフィルターのお手入れ方法

レンズフィルターの拭き取りには、クリーニングクロスやクリーニングペーパーを使います。ほこりが付着している場合は、ブロアーで吹き飛ばしましょう。レンズフィルターをお手入れするときは、レンズ本体も一緒にお手入れしておくのがおすすめ。カメラのお手入れは面倒くさいと敬遠しがちですが、定期的にお手入れすることで「良い写真を撮影すること」にも繋がります。

レンズフィルターの選び方

レンズフィルターの選び方

レンズフィルターにはさまざまな種類があるのですが、そのすべてに共通した選び方があります。レンズフィルター選びに失敗してしまうと、フィルターを装着できなくなってしまうこともあるので、気を付けて選びましょう。

サイズ

レンズフィルターを選ぶときに、最も重要なポイントは「サイズ」です。レンズの口径とレンズフィルターの口径が同じものを選ばなければ、レンズにフィルターが装着できません。レンズの口径が分からない場合は、レンズの蓋の裏側やレンズの側面などに「○○mm」や「Φ○○mm」、「Φ○○」とサイズが記載されているので確認しておきましょう。

厚み

レンズフィルターには、「通常枠」・「薄枠」・「極薄枠」の3種類の厚みがあります。「通常枠」が1番厚みがあり、超薄枠が1番薄いので、好みに合わせて厚みを選びましょう。広角レンズにフィルターを付ける場合、「通常枠」を選ぶとフィルターの枠が写真に写ってしまうことがあります。広角レンズでなければどの厚みでもOKですが、広角レンズでも同じフィルターを使う場合には、「薄枠」か「極薄枠」を選びましょう。

反射

レンズフィルターには、それぞれ「面反射率」という数値があります。面反射率とは、そのフィルターがどのくらい光を反射するかを表した数値のこと。数値が大きいと光を反射しやすく、数値が低いと反射が少なくなります。具体的な数値としては、0.5%以下が一般的。反射を減らしたい場合は、一般的な数値である0.5%よりも低い数値を選びましょう。しかし、数値が低くなれば低くなるほど価格は上がってしまいます。面反射率の数値と予算と相談しながら、レンズフィルターを決めるようにしましょう。

コーティング

レンズフィルターには、撥水や撥油のコーティングがされているものがあります。水辺や雨天時など、レンズが濡れる可能性がある場面で撮影する場合は、撥水コーティングされているレンズフィルターがおすすめ。指紋を簡単にふき取りたい場合には、撥油コーティングされているレンズフィルターがおすすめです。コーティングの有無やコーティングの種類はレンズフィルターによって異なるので、購入するときにチェックしておきましょう

種類や効果で選ぶ

レンズフィルターには、さまざまな効果を持つものがあります。レンズフィルターの魅力は、用途によって気軽に付け替えられること。画面保護を目的とするレンズフィルターや、写真の雰囲気を変えられるレンズフィルターなど、さまざまな種類の中から好きなものを選び、好きなタイミングで付け替えられます。レンズフィルターの種類と効果はこの後詳しく紹介するので、ぜひ気に入った効果を持つレンズフィルターを選んでみてください。

レンズフィルターの種類と効果

レンズフィルターの種類と効果

レンズフィルターにはさまざまな種類があり、効果もそれぞれ異なります。使用用途に合わせて、フィルターを選んでみましょう。ここでは、レンズフィルターの種類と効果を紹介します。

保護フィルター

保護フィルターとは、レンズを保護する目的で付けるフィルターのこと。レンズフィルターの中でも「レンズを守ること」に特化しています。カメラのレンズは、少しでも傷が付いてしまうと、撮影した写真に影響が出てしまうほどデリケートなもの。1度傷が付いてしまうと修復は難しく、高額なレンズ自体を買い替えることになってしまうかもしれません。保護フィルターをしておくと、このような心配をすることなく写真撮影ができます。

保護フィルターは、カメラ初心者が1つは持っておきたいフィルターのひとつ。レンズの傷を気にせずに撮影できるので、屋外で撮影するときなどに重宝します。

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PLフィルター

PLフィルターとは、反射光を調節し、鮮やかな発色やコントラストで撮影できるフィルターのこと。PLとは「Polarized Light」の略で、日本語で「偏光」という意味を持ちます。PLフィルターを使用し反射光を調整することで、目で見ているような本来の色を写真でも表現することが可能。水中や水面に映る風景や、反射してしまいがちなショーウィンドウの中まで、きれいに写し出せるようになります。

PLフィルターは、カメラ初心者から抜け出したいと思っている方におすすめなフィルター。カメラに慣れてきて、写真の色までこだわりたくなってきた頃に購入するのがおすすめです

NDフィルター

NDフィルターとは、レンズに入る光量を減らせるグレーのフィルターのこと。サングラスのように、レンズから入る光量を減らせるのが特徴です。NDフィルターは、レンズに入る光の量をコントロールできるので低速シャッターを使いたいときによく利用されます。

NDフィルターには、「ND4」や「ND1000」と数字が記載されていて、この数字が大きくなるほど色が濃くなります。カメラ初心者が購入するなら「ND16」くらいの濃さがおすすめ。ND16を使うと、光量を16分の1に減光できます。NDフィルターは重ね付けもできるので、ND16で満足できない場合はプラスでND4を付けると、ND64として使用可能です。

クロスフィルター

クロスフィルターとは、イルミネーションなどの光源にキラキラとした光の筋が出るフィルターのこと。イルミネーションのようなきらびやかなシーンを、よりきらびやかに撮影・演出できるのが特徴で

クロスフィルターは、撮影するだけで加工を施したようなきれいな写真を撮ることができます。よく使用される被写体としては、夜景やイルミネーションが挙げられます。夜景やイルミネーションの撮影が好きな場合は、購入を検討してみましょう

ソフトフォーカスフィルター

ソフトフォーカスフィルターとは、光をにじませ、被写体を柔らかく撮影できるフィルターのこと。強い光を受けている場所ほど光が大きく広がるため、よりふんわりとした雰囲気の写真に仕上げられます。

ソフトフォーカスフィルターは、フィルターの強さが商品によって異なります。初心者におすすめなのは、フィルターがかかりすぎない自然なソフト感を演出してくれるもの。サンプル写真を見ながら、好きなかかり具合のソフトフォーカスフィルターを探してみましょう。

クローズアップフィルター

クローズアップフィルターとは、アップで撮影する時に使う、マクロ撮影ができるフィルターのこと。クローズアップフィルターには、それぞれ番号が付いています。その数字が大きければ大きいほど、より被写体に近づいて撮影することが可能です。標準レンズなどはもちろん、ズームできない単焦点レンズにもクローズアップフィルターは使用できます。

クローズアップフィルターを標準ズームレンズに付けるなら、No.3〜No.5がおすすめ。カメラ初心者は、この中から撮影距離に応じて選んでみましょう。

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センターフォーカスフィルター

センターフォーカスフィルターとは、中心部に穴が開いた構造のフィルターのこと。真ん中の穴によって、画面の中心はシャープな画に、中心から外に向けて独特のボケが写し出されます

センターフォーカスフィルターは、撮影を楽しみたいと考えている人におすすめ。カメラや写真に慣れ、撮影を楽しむ余裕が出てきた頃に購入を検討してみましょう

色彩強調フィルター

色彩強調フィルターとは、色付きガラスが組み込まれているフィルターのこと。赤・青・黄色などさまざまな色があり、色の濃度もさまざまなものが発売されています。色彩強調フィルターを使用すると、写真のカラーバランスや色温度の調整、特定の色味の強調など、写真の色彩を意図的に変化させることが可能です

カメラ初心者は、色が薄いものから選ぶのがおすすめ。空や海など青を強調させたい場合は青系を、夕日など赤を強調させたい場合は赤系を選びましょう。

UVカットフィルター

UVカットフィルターとは、その名の通り紫外線(UV)をカットする効果のある保護フィルターのこと。晴れの日に屋外で撮影すると、UVの影響で写真全体が青み掛かってしまうことがあります。このような場面でUVカットフィルターを使うと、紫外線が強い日でも自然な色味で撮影することが可能です。

はじめに紹介した「保護フィルター」にプラスしてUVカットもしたいという方は、UVカットフィルターを選ぶのがおすすめ。屋外で撮影することが多いという方は、UVカットフィルターを選ぶと安心です

レンズフィルターの効果を知り、カメラライフをもっと楽しもう!

レンズフィルターの効果を知り、カメラライフをもっと楽しもう!

今回は、初心者におすすめなレンズフィルターの種類と効果を紹介しました。レンズフィルターはたくさん種類がありますが、使用用途に合わせて好きなものを選んでみましょう。

レンズフィルターを使いこなすことができれば、カメラライフがもっと楽しくなりますよ。

この記事を書いた人
ライター ワタナベサツキ
  1. ライター ワタナベサツキ

20代主婦ライター。カメラを趣味にしており、現在も勉強中。主婦目線で、カメラや写真の魅力をお伝えします。