はじめての七五三は、お子さまの成長を記録する特別なイベントです。特別なイベントだからこそ失敗なんてしたくありませんよね。そんな、パパさんママさんに向けて、先日オンラインイベントが開催されました。
イベントには、
- ・写真スタジオポータルサイト「七五三クラブ」などライフイベントに関するポータルサイトを運営する「株式会社TeraDox(テラドックス)」
- ・渋谷区代官山にあるプライベートフォトスタジオ「A-Studio 代官山」
- ・好きなカメラマンを指定できる出張撮影サービス「fotowa(フォトワ)」
- ・七五三の思い出を一生ものに残してくれるフォトブックサービス「Photoback(フォトバック)」
の4企業が参加し、七五三の準備から当日の写真撮影、記念写真の残し方までレクチャーしてくれました。今回はその模様をレポートします!
[講師]Tolanca(トランカ)編集部
そもそも七五三ってどんなイベント?
みなさんは七五三の意味をご存知ですか?七五三は昔から日本で続く伝統行事の一つで、お子さまの健やかな成長を祝い、祈願するイベントです。男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いするのが慣わしです。
七五三の由来
その由来は諸説ありますが、平安時代に行われていた3歳の男女の「髪置き」、5歳男子の「袴着(はかまぎ)」、7歳女子の「帯解き」のお祝いが由縁と言われています。昔は医療も発達しておらず、こどもの死亡率も高かったことから、無事に成長することを祈ったとされています。その慣わしが現代でも引き継がれ、11月15日前後にお祝いされています。
儀式としては神社へお参りして祈祷いただくのが一つの儀式です。
祈祷をあげる神社は、ご自宅のある地域の「氏神様」を祭る神社を選択される方もいらっしゃれば、着付けから写真撮影、祈祷後の食事など一式で頼める神社を選択される方も増えてきているようです。
また、最近では、神社での祈祷は省いて、写真撮影だけを行う方も。神社では、事前予約を受け付けていないところも多く、また、このコロナ禍では密を避けるため予約を取るようになってきているところも一部ある様子。事前に祈祷したい神社に問い合わせておくとよりスムーズですよ。
お祝いするのは数え年?満年齢?
昔は数え年でお祝いするのが慣わしとなっていましたが、現在では「数え年」「満年齢」どちらでも良いそう。なお、現在では「満年齢」で行うことが主流となっているようです。地域やご家庭の慣わしで「数え年」で行うこともありますので事前にご家族と話し合っておくと良いです。
TeraDoxが教える最近の七五三事情は?
最近の七五三では、神社での祈祷を行わず、写真撮影を重視されている方が増えてきている傾向があるのだそう。そこで、実際に昨年お子さまの七五三を体験したという「株式会社TeraDox」の齋藤さんが写真スタジオポータルサイト「七五三クラブ」を利用されているユーザーさんをもとに、最近の傾向などをお話してくれました。ここからはQ&A形式でお伝えします。
Q1.写真スタジオが検索されるタイミングはいつ?
A.9月から11月にかけて上昇傾向。コロナ禍以前は8月から上昇傾向だったようですが、去年一昨年は、緊急事態宣言の影響で遅かった様子。例年秋にかけて徐々に増えていくようです。
Q2.写真スタジオの予約はいつ頃からやっているの?
A.だいたい1ヵ月前から主流です。ただし、土日や大安の日は人気で早めに埋まってしまうので、希望日がある場合はもう少し早めに動くことをおすすめします。
Q3.みんな、写真にはどれくらいお金をかけているの?
A.費用は2万円から20万円とかなり幅広いとのこと。平均では、5万円から7万円。スタジオさんのプランによって、衣装レンタルのありなしや前撮りのありなしなど、ご家族のやりたいことに合わせて幅広く変わってくるので、プランはよくチェックしておきましょう。
Q4.写真スタジオ利用者の口コミから参考になるのはどんなこと?
A.写真を多く撮ったり、衣装をチェンジしたりなど、自分たちがやりたいことを多く叶えられているためか、かける費用と満足度は比例して高くなる傾向にあるのだそう。逆にネガティブな口コミに多いのが、退店した後にもっと要望を伝えておけば良かったいうもの。お子さまにとってもママパパにとっても七五三撮影はこのとき限りの記念ですので、カメラマンやスタッフさんには、悔いがないようしっかりと要望を伝えましょう。
※上記実績や数値はあくまで「七五三クラブ」の傾向です。
番外編:お子さまの衣装はもちろん、パパとママの格好も悩みの一つ
パパはほとんどが「スーツ」、ママは半数が「お着物」、残り半数が「フォーマル」。そんな中、齋藤さんは「ジーパン」で参加。「ジーパン」がダメ、というわけではありませんが、少し浮いてしまい恥ずかしかったとのこと。あまりカジュアル過ぎるのもその場に浮いてしまいますのでご注意くださいね。
また、お着物で参加される方は、祈祷後に食事にいかれるなどする場合は、お子さまのお世話や食事し辛い面もあるようですので、着替えを用意すると良いですよ。
七五三のスタジオ撮影ってどんな感じ?
七五三のスタジオ撮影については、おしゃれでナチュラルな貸し切り型のプライベートスタジオを渋谷区代官山に構える「A-Studio 代官山」の榎戸さんが教えてくれました。
写真については、背景をどんな風にするかも重要ですよね。カラーバックだけでは物足りない!という方には、いろんなおしゃれなシーンバックにできるハウススタジオなどがおすすめ。
プライベートスタジオ「A-Studio 代官山」の七五三撮影
A-Suadioは、「おしゃれな雑誌の1ページ」のような写真を残して欲しいという想いから、インテリアや自然光などにこだわったハウススタジオになっているそう。貸し切り型のスタジオなので、撮影時に他のお客さんと遭遇したりすることもなくリラックスして撮影できますね。
また、こだわりのインテリアは、ドライフラワーをたくさん使ったナチュラルな内装や、落ち着いた雰囲気の着物にも合わせやすい内装、パリの散歩道風などおしゃれな内装など全ての内装で撮影ができるのだとか。
ナチュラルな内装に合わせて、衣装もオリジナルなものから、七五三ならではの衣装、兄弟でお揃いコーデも楽しめるもの、洋装と豊富にレンタル衣装が用意されているそうです。
7歳くらいの女の子なら、おしゃれも楽しみたいお年頃。和装・洋装撮影なんてお子さまご自身も楽しんで撮影できますよ。
着たい衣装があるかもスタジオ選びの重要なポイントです!
Q1.撮影は子どもだけ?家族も一緒に撮れる?
A.A-Studioでは、どちらもOK!ですが、スタジオによってはプランが別になっていることもありますので、事前にスタジオに確認しておくと良いですよ。
Q2.着付け、ヘアメイクはやってくれるの?
A.七五三の撮影をプランにされているスタジオなら、ほとんどのスタジオが対応しているかと思いますがここも事前に要チェック!着付けはOKでもヘアメイクは別、持ち込み衣装の場合は着付けNGなんてこともあるかもしれませんので、予約時に確認しておきましょう。
ちなみに、A-Studioでは、お子さまだけでなく、兄弟、パパママ家族全員の着付けもOKとのこと。大人の和装レンタルもあるので一家揃ってA-Studioだけでまかなえます。
Q3.写真を撮った衣装でお参りしたい!そんな時はどうしたらいいの?
A.神社にお参り時のレンタルも実施されているスタジオさんはたくさんあります!撮影後、そのまま神社へお参りに行けたり、別の日にお参り用にレンタルしてくれるところもありますよ。ただし、ここは要注意!レンタル衣装で撮影のみ、レンタル衣装で撮影とお参りもというのは、大体がプランが違いますので、撮影だけにレンタルするのか、お参りにも衣装を着て行くのかは、プラン決定時に必ず決めておきましょう。
Q4.撮影、お参りと子どもが疲れてしまわないか心配!
A.3歳5歳のお子さまだと、体力的にも集中力的にも1日で全て済ませようと思うと心配ですよね。そんなときは、撮影の日とお参りの日を別にしておくのも裏ワザのひとつ!神社の祈祷は子どもにはなれない環境ですので、必要以上に疲れてしまい、ご機嫌斜めになりがち。お子さまの体力を考慮して撮影とお参りを別の日に設定するのも選択肢の一つです。
よりリアルな瞬間を残すなら出張撮影サービスを!
スタジオでも好みに合わせた写真を撮影できますが、その時のリアルさを残したいなら、出張撮影もおすすめ。神社や緑をバックに撮影したり、よりストーリーさを出すためにご自宅から神社の祈祷までをそのまま撮影できたりとたくさんのシーンをプロのカメラマンに依頼できます。
また、出張撮影はやんちゃなお子さまや人見知りしやすいお子さまにもおすすめ!と国内最大級の出張撮影サービス「fotowa」の李さんが教えてくれました。
国内最大級の出張撮影サービス「fotowa」の七五三撮影
出張撮影では、室外の撮影が可能ですので、好きなように動き回れる室外はやんちゃなお子さまや人見知りするお子さまもリラックスして撮影できるので、より自然な表情が撮れます。また、神社に同行して撮影できますので、お参りと撮影を一度の済ませられるのも出張撮影のメリットの一つです。
Q1.カメラマンはどんな人がいるの?
A.日本全国、男性女性年齢もいろんな方がいらっしゃいます。fotowaでは、高い写真のクオリティを維持するため、対面で人柄やコミュニケーション能力などを確認し、書類・対面での面談・撮影実技の三段階をクリアしたカメラマンのみが登録されているそうです。厳しい審査が実施されていますので、安心して依頼できますよ。
Q2.カメラマンによって料金は違うの?
A.サイトによってはそれぞれカメラマンによって費用が異なる場合もあります。ちなみに、fotowaではどのカメラマンでも一律料金とのこと。全国対応とのことですので、帰省した際に実家で撮影、なんてこともOK!
Q3.事前打ち合わせはできるの?
A.メールでの問い合わせは可能です。さらに、fotowaではサイト内で気になったカメラマンに質問などダイレクトメッセージができ、希望している写真のイメージを伝えられたりなど気軽にカメラマンとコミニュケーションができますよ。
Q4.気に入ったカメラマンが見つかったら、どんなことをチェックしておけばいいの?
A.まず一番にチェックしておきたいのが、撮影対応エリアです。どんなにこのカメラマンに撮って欲しい!と思っても対応エリア外だと、NGだったり、別途交通費がかかってしまうなどありますので、一番に確認しておきましょう。
Q5.神社で撮影するときの注意点はありますか?
A.神社によっては、撮影NGな場合や撮影してはいけない場所などもありますので、事前に祈祷をお願いしたい神社に確認しておきましょう。
関連サイト
出張撮影の「fotowa(フォトワ)」
七五三で撮影してもらった写真を使って自分でフォトブックをつくろう!
撮影してもらった写真は、スタジオさんでフォトブックや写真台紙、額入りの写真プレートなど活用方法はさまざま。より自分らしい、オリジナルなものを残すなら、Web上で自分で作成できるフォトブックをつくるのもおすすめです。
おしゃれな七五三フォトブックづくりのポイント
最後に、フォトブック作成サービス「Photoback」が、七五三のフォトブックづくりのポイントをまとめてお話ししました。Photobackは、お手持ちの写真データを使い、あなただけのオリジナルフォトアルバム・写真集がつくれるフォトブック作成サービスです。七五三の記念写真をフォトブックにまとめる場合はどんなことに気を付けたらよいのでしょうか。
POINT1.長期保存も安心の「FOLIO(フォリオ)」がおすすめ
七五三写真は長く保存したいもの。Photobackで人気なのは「FOLIO(フォリオ)」!長期保存に最適な専用ケース付で、中のページも厚紙を挟んだハードタイプでしっかりしたつくりになっているので、お気に入りのページを開いて飾ったりもできる特別な一冊になっています。こういったしっかりしたものを選ぶのがポイントです。
POINT2.1日の流れをストーリー仕立てに
フォトブックとして残すなら、1日の流れをストーリー仕立てしましょう。例えば、お支度風景や移動中の後ろ姿、ぐずってしまったシーンなど、ストーリー仕立てなら、後から見返した時により当時の状況や心境を思い起こさせてくれるすてきな一冊になります。
POINT3.小物・建物の写真はよいアクセントに
小物や建物の写真をアクセントに追加しましょう。
ついついやってしまいがちなのは、お子さまの写真ばかり入れてしまうこと。かわいいお子さまの姿をたくさん残すのも、もちろん素敵ですが、撮影時に使った小物や神社でもらった千歳飴、神社などの写真を入れることでよりすてきなフォトブックに仕上がりますよ。人物を6〜7割程度、小物や風景を3割程度盛り込むことでバランスの良い仕上がりになります。
POINT4.余白を活かしておしゃれ感アップ
おしゃれ感は余白で演出!毎ページいっぱいいっぱいに写真を入れてしまうと、ちょっとおしゃれ感が半減なんてことも。そんな時はあえて写真を小さく入れて余白を入れたり、同じシーンのカットを4コマ形式で入れたりすると、グッとおしゃれになりますよ。
POINT5.お子さま宛に一言メッセージを入れておく
フォトブックの最後に一言メッセージをいれましょう。お子さまのお名前と、その時のお子さまへのメッセージを一言入れておくことで、見返した時により当時の感情を思い起こさせてくれるスパイスに。お子さまが大きくなって見返したときも、親御さんの気持ちをそっと伝えてくれる気持ちのこもった一冊になります。
より思い通りに七五三記念を残すなら早めのご準備を!
いかがでしたか?七五三時前準備から、撮影方法、思い出づくりまで、七五三に関わるみなさんが、1時間の間にたくさん教えてくれました。大安の日などはすでにスタジオもカメラマンも予約が入りはじめているようですので、なるべく早めに動きはじめるのもポイントです。お子さまのステキな思い出づくりにぜひ参考にしてみてください。
今回の七五三ガイドのようなイベントは、子どもの好奇心をくすぐるイベント・ワークショップを検索・予約できるポータルサイト「Famiful」で情報を公開していきます。こちらのサイトもぜひ、定期的にチェックしてみてくださいね!