運動会の写真の撮り方が知りたい!動き続ける子どもをうまく撮るコツは?

写真の撮り方

幼稚園や保育園、小学校と、一年の行事の中でもビッグイベントとなる「運動会」。そんな一生の思い出にもなる運動会の写真撮影では、ベストショットを逃さずバシッときれいに撮影したいですよね。

しかし運動会では、離れたところから動き続ける我が子を撮影しなければいけないので、難しさを感じる方もいるのでは?この記事では、そんな運動会の写真をうまく撮るポイントをご紹介します。

撮影時に気をつけておきたいポイントだけでなく、事前にチェックしておきたいことや準備しておきたいアイテムも併せてピックアップするので、ぜひ参考にしてくださいね。

[講師]フリーカメラマン honami

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 事前準備が大切?運動会当日までにチェックしておきたいこと

運動会の写真をうまく撮るには、当日だけでなく事前の準備がとても大切です。
まずは運動会前の準備について解説します。

プログラムを見て、我が子の出番をチェック!

プログラムをもらったら、我が子がどの競技に出るか確認するとともに、どの位置で競技をするか把握しておきましょう。

我が子がどこで競技するのか知っておくと、そこの位置に合わせて場所取りができます。

徒競走の場合

徒競走の場合は、走る順番、コースの配置、どこからスタートしてどこでゴールするのか、チェックしておきましょう。

ダンスなどの場合

ダンスのような演技をする種目では、どの位置でどこを正面にして競技するのか把握しておくことが大切です。フォーメーションの移動がある場合は、どこへ移動するかもチェックしておくと安心ですよ!

SDカードのメモリ、バッテリーの確認

うっかり忘れてしまいそうな、SDカードのメモリとバッテリーの確認も事前に確認しておきましょう。

とくに運動会では長時間でたくさんの写真を撮ることになります。バッテリーの容量は満タンに、SDカードのメモリにはゆとりを持たせておくと心強いですね。

ただし、当日の朝は慌ててしまうため、前日までにチェックしておきましょう。

新しくSDカードを準備する場合

運動会に向けて新しくSDカードを準備しようと考えている方は、書き込み速度の速いSDカードを準備するとよいですよ。なぜなら、運動会では連写モードでの撮影が基本となるからです。

「260MB/s」ほどを目安にしましょう。

運動会当日、ベストショットを撮るポイント

いよいよ運動会当日!カメラの設定を運動会仕様にして、撮影に挑みましょう。

運動会にぴったりのカメラ設定は?

まずは運動会にぴったりのカメラの設定について解説します。

撮影モードは「シャッタースピード優先」モード

運動会での撮影は「シャッタースピード優先モード」がマスト!

基本的に動き続けている子どもたちを追いかけるので、「SS 1/1000」以上が良いです。シャッタースピードが遅くなるとブレやすくなるので、「SS1/500」以下には下げないように気をつけましょう。

ちなみに、明るさが足りない場合はISO感度を上げたり、露出補正機能を使って明るさを調整するとよいです。

AF機能にも意識してみて!

AF(オートフォーカス)機能は、動く被写体に向いている「追尾式AF」または、「AIサーボAF」がおすすめ。AF機能を使いこなして、ピンボケなどのミスショットを防ぎましょう。

「連写」での撮影がおすすめ

運動会の撮影は、連写モードで撮影しましょう。
動き続けている被写体を一発で狙うことは非常に難しいです。連写モードで何枚も撮ることで、ベストショットを撮る確率を上げましょう。

ちなみに、連写機能には二種類あります。できれば「高速連写」モードでの撮影が良いです。
連写モードのおすすめの使い方は以下になります。

  1. 撮りたいシーンの少し前からシャッターを切る
  2. そのまま撮りたいシーンが終わるまでシャッターボタンを押し続ける
  3. 連写で撮った写真の中から良い写真を数枚ピックアップする

表情メインのアップ写真を撮りたいときには?

表情をメインにしたアップの写真が撮りたいときは、撮影後に「トリミング」を活用してみても!

ただし、トリミングすることで画質が悪くなってしまうので、データサイズをあらかじめ最大値に設定しておくこと。「JPG」で撮影する方は画像サイズを「L」に、可能な場合は「RAW」データで撮影しておくと安心です。

トリミングをうまく利用することで、撮影した写真にバリエーションが増えるので、ぜひ活用してみてくださいね。

運動会の写真をうまく撮るために、準備しておきたいアイテム

最後に、運動会の写真をうまく撮影するために、準備しておきたいアイテムをご紹介します。

運動会の撮影は「望遠レンズ」がマスト!

運動会はグラウンドや体育館など、広々とした会場で行われることが多いので、望遠レンズを使うのがおすすめです。

会場の広さや観覧席によっては手持ちの望遠レンズでは被写体に距離が届かない…ということもあるかもしれません。そんなときには、撮影後にトリミングしてもOKです。

 三脚

通常のレンズよりも重みのある望遠レンズは、どうしてもブレやすくなってしまいます。そこで、カメラを三脚で固定しながら撮影すると、安定感が増してブレにくくなりますよ。さらに、重いカメラを長時間構える身体的な負担も減ります。

ちなみに、三脚は園や学校によって、使用を禁止している場合もあります。トラブルを防ぐために、事前に確認しておきましょう。

しっかり準備をしてベストショットを狙おう

運動会の写真は、カメラの設定や場所取りなど、事前の準備をしっかりと行うことで、ベストショットが狙いやすくなります。可能なら、運動会前に公園などで動き回る我が子を撮影して練習してみるとよいかもしれません。

この学年での運動会は一生に一度。後悔の残らないように、ぜひ、たくさん写真を撮ってあげてくださいね。

この記事を書いた人
フリーカメラマン honami
  1. フリーカメラマン honami

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「見返したときにほっこりと温かい気持ちになれるような写真」を提供します。はじめての方でも安心できるように、遊びの延長で撮影を感じさせないような雰囲気の中でリラックスしていただける空間づくりにこだわっています。 活動歴:出産を機に一眼レフカメラを購入後、カメラの魅力にどっぷりハマる。子育ての傍ら、カメラマンの勉強し、カメラマンとして活動をはじめる。現在は、家族写真を専門にした出張カメラマンとして活動中。